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高耐食性集水ボーリング保孔管「RUSTOP(ラストップ)」


新技術情報提供システム【NETIS】
登録番号:CB-110036-A

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はじめに

国土面積の約70%が山に囲まれた日本では、生活のすぐ隣に山があり、移動するときにも山を越える必要があります。私達は、限られた土地の中で安全に生活するため、そして安全に移動するために、知恵と技術を培ってきました。東日本大震災に代表される自然災害を想定外とは言えない昨今、どうやってリスクを未然に防ぐかが重要な課題と言えます。

地すべり被害の映像をメディアで見るたびに、我々が扱う商品があれば「もしかしたら」と思うこともあります。山国であるが故に、そこで生活をする人がいます。そんな当たり前の生活を安全に過ごすために、昔から「集水井」「横ボーリング工」「排水トンネル」などの地すべり抑制工事を行ってきました。

そこに求められる技術条件は、地盤を選ばない施工方法と、確実な地すべり抑制ができる耐食性・強度にすぐれた材料 にあると考えております。縁の下の力持ちのように目立たない場所で、人々の生活を守ることのできる材料がここにあります。それが新しいアイデアから誕生した「RUSTOP(ラストップ)」です。

この商品が持つ「高耐食性」「強度」は、地すべり抑制のみならず、あらゆる地盤への工事に対応できます。そしてさらに、その可能性とアイデアを皆様方と一緒に探していきたいと考えています。

RUSTOP(ラストップ)とは

RUSTOPは、自己修復機能を持つ高耐食性メッキ「スーパーダイマ材」を使用した保孔管です
集水ボーリング保孔管RUSTOP(ラストップ)は、高耐食性メッキSD/スーパーダイマ(新日本製鉄株式会社)を採用しているので、通常の鋼管に比べ錆に強いのが特長です。ステンレス管より低コストなので、コストパフォーマンスに優れています。
※SD(スーパーダイマ)とは、高耐食性メッキ(Zn Al Mg Siの金メッキ)を、鋼板素材の状態から処理した素材で、自己修復機能を持っている事が一番の特徴です。

スーパーダイマの防食メカニズム

雨などの水分の影響で端面は鉄が露出しているため、初期の赤錆が発生。水分、その端面の部分およびメッキ層のある表面の部分全体に存在する。

水分によって、表面のメッキ層が溶出するため、メッキ層の成分が拡散して、時間の経過とともに、端面の初期の赤錆部分を覆う。水分が乾燥し、これが緻密な保護皮膜となり、その後の腐食の進行を抑える。

RUSTOPのジョイント

ラストップは、ケーシング方式を採用しています。外面、内面とも段差がないのが特徴です。
ケーシング方式は、集・排水機能が高く、施工のしやすさから見てもすぐれています。

ラストップのコストパフォーマンス

Zn-Al-Mg-Siメッキ鋼板のラストップは、ステンレスに劣らない耐食性を有しております。寿命は約53年。50年間に渡る維持管理コスト・ライフサイクルコストの縮減も図れます。